内の関係と外の関係のクロス現象
主要部がゼロ (?) の関係節
- 畑に栽培されているあんずの木は,実を採るためのもので,野山に自生するのとは違って背が低い。(和久峻三『信州あんずの里殺人事件』)
主要部が関係節内にある(?)
- 別々にふ頭に来て釣りをしていたが,斉藤さんが海に落ちそうになったのを片西さんが助けようとして一緒に転落したという。(毎日新聞)
比較: 海に落ちそうになった斉藤さんを片西さんが助けようとして
- 足の筋肉が委縮し変形したのを手術するため,東京都世田谷区の国立小児病院に二カ月前から入院していた。(毎日新聞)
比較: 委縮し変形した足の筋肉を手術するため
- 一歳のよちよちちゃんがすべり台の段を上っているのをバーンと突き落とす。(毎日新聞)
比較: すべり台の段を上っている一歳のよちよちちゃんをバーンと突き落とす
- もしかすると,どこかで元文小判が埋蔵されていたのを誰かが掘り出し,それをあちこちばらまいたんではないですかな。(和久俊三『盗まれた一族』)
比較: どこかで埋蔵されていた元文小判を誰かが掘り出し
- 浅見が困惑ぎみに頭を下げるのに向かって,男は懐かしそうに,手をさしのべんばかりに近寄った。(内田康夫『琵琶湖周航殺人歌』)
比較: 困惑ぎみに頭を下げる浅見に向かって
- 恐ろしさのあまり逃げ出した夫を,妻は罵りながら追い掛け回す。(内田康夫『高千穂伝説殺人事件』)
比較: 夫が恐ろしさのあまり逃げ出したのを,妻は追いかけ回す
更新日:2003/10/13 — Copyright © 2003 by Kazuto Matsumura