集中講義・東北大学 (2005/12/12-16)

バルト・フィン諸語の研究

授業内容

  1. 北欧の少数言語群としてのバルト・フィン諸語の現況と歴史を概観する。フィンランド語エストニア語については,19世紀から20世紀初頭における標準語(文語)の成立の過程について,原典資料を参照しながら考察する。少数言語については,統計資料や地図資料を用いて,母語話者の数の変遷や地理的分布を論じる。[時間配分 1/5]
  2. コーパスに基づくフィンランド語の包括的な記述文法 (Iso suomen kielioppi, 2004) など,文法研究の最新の研究成果に準拠しつつ,フィンランド語の標準語の文法構造を概説する。[時間配分 2/5]
  3. エストニア語の標準文法 (Eesti keele grammatika I, 1993;II, 1995) など,文法研究の最近の研究成果に準拠しつつ,エストニア語の標準語の文法構造を概説する。また,現在利用可能なエストニア語のコーパスの紹介を行う予定。[時間配分 2/5]
更新日:2005/12/06