ヒトの発声器官は独特な形態をもっている。この特徴が,ヒトに特有な言語の発達を可能にした要因の一つと考えられる。
図1はヒトとチンパンジーの発声器官を比較したものである (両者は顔の長さがほぼ等しくなるように描いてある)。ヒトの発声器官の特徴を示す記述は (1)~(4)のうちのどれか。
図2は1歳くらいの幼児の発声器官を示している (顔の長さは,図1に合わせてある)。幼児は脳の発達が不十分であるだけではなく,発声器官そのものがまだ十分に完成されていないために,ことばを上手に発音できない。幼児の発声器官の特徴を占める記述は (1)~(4)のうちのどれか。
次の文章中の空欄に,下の(1)~(8)の中から最も適当な語句を選んでいれよ。
ヒトに特有な発声器官の構造は,ヒトが( )したことによって獲得された特徴の一つである。さらに,( )の発達によって,ヒトだけが言語(話しことば)を用いることができるようになった。
(1) 肺呼吸 | (2) 直立二足歩行 | (3) 道具を使用 | (4) 樹上生活 |
(5) 中脳 | (6) 大脳 | (7) 間脳 | (8) 小脳 |