この『エストニア語小辞典』は,東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の平成3 (1991) 年度言語研修「エストニア語」の教材のひとつとして編集された同名の小辞典の改訂増補版である。
本辞典旧版の語彙は,参考文献 [1] の734 語をもとに,編者の判断で jaapani 等の20余語を加えたおよそ760 語であったが,この改訂増補版では,さらに次の14語を新たに見出し語として加えるとともに,初級学習者のために設けた,名詞・動詞の不規則ないし例外的な活用形の空見出しを増やした。
本辞典では,空見出しを除くすべての見出し語に用例を添え,かつ,用例はできるかぎり文の形にする努力をした。用例の大部分は,トーマス・ヘルプ氏の作例であるが,参考文献の[2][3][4][5] の用例も多数利用されている。また,2音節以上の長さの語形に対して,超長音(第3階程)で発音される音節を,音節構造からそのことが明らかでない場には,アクセント記号(`) で示した。日本語訳の部分は,旧版編集の際,坂本真由美さん(現東京大学大学院)にチェックをお願いした。
東京にて・1999年4月・松村一登